読みものBlog — 2026.10.05 ・ 美濃焼とうつわ
美濃焼のうつわで、 コーヒーを。
コーヒーカップも、ラテボウルも、食べものをのせるお皿も。comet coffee 瑞浪では、日々の一杯とひと皿に、美濃焼のうつわを使っています。瑞浪・土岐・多治見と続く産地・東濃で、いま私たちが使っているうつわのことを。
美濃焼の産地で、コーヒーを淹れる
私たちの店があるのは、岐阜県瑞浪市です。瑞浪・土岐・多治見と続く東濃の一帯は、古くから美濃焼を焼いてきた土地で、瑞浪もその産地の一角にあります。土と水を扱う手しごとが、暮らしのすぐ近くに積み重なってきた場所です。
コーヒーを淹れていると、うつわのことをよく考えます。同じ豆でも、注ぐ道具が違えば味は変わる。飲む器が違えば、口あたりも、香りの立ち方も変わります。この土地でコーヒーを淹れるなら、この土地のやきものを使いたい。そう思うのは、自然なことでした。
ドリッパーは、美濃焼のORIGAMI
ハンドドリップの抽出に使っているのは、美濃焼のドリッパー「ORIGAMI(オリガミ)」です。名前のとおり、折り紙のようなひだ(リブ)が、円錐のまわりに並んでいます。
このひだが、ペーパーとドリッパーのあいだにわずかな隙間をつくります。お湯の抜け方が変わり、注ぎ方で味を動かせる幅が広がる。特別な日の道具ではなく、日々の一杯のための道具として使っています。
やきものの産地でコーヒーを淹れる店が、その産地で焼かれたドリッパーで淹れている。ここで店をひらいた私たちには、しっくりくる道具です。
カップとお皿のこと
コーヒーを淹れる道具だけでなく、飲みものや食べものをお出しするうつわにも、美濃焼があります。
コーヒーカップとラテボウル — 光洋陶器
コーヒーカップとラテボウルは、光洋陶器の美濃焼です。手に持ったときの重みや、口にふれる縁の感触も、一杯を楽しむ時間の一部だと思っています。
輪花のリムプレート — 美濃文山窯
輪花のリムプレートは、美濃焼の窯元・美濃文山窯のものです。花のような輪郭をしたお皿が、テーブルの上にやわらかな表情を添えてくれます。窯元のことは、212 KITCHEN STOREによる美濃文山窯の紹介でも読むことができます。
トーストのプレート — みのさらら
トーストをのせるプレートは、瑞浪の柴田陶器が展開する「みのさらら」の美濃焼です。コーヒーとトーストを並べるひとときにも、この町のうつわがそばにあります。
これからも、美濃焼のうつわを少しずつ増やしていきます。飲みものを口に運ぶとき、お皿の上のひと口を選ぶとき。いつもの一杯やひと皿を通して、産地のうつわにふれていただけたら。岐阜・瑞浪の酒蔵カフェで、ゆっくりお楽しみください。
産地の一角としての、瑞浪
comet coffee があるのは、1702年創業の酒蔵・中島醸造の敷地です。コーヒーは、この蔵の仕込み水で淹れています。
水も、土も、この土地のものです。東濃はやきものを焼き、酒を醸してきた一帯で、そのどちらも土と水を扱う手しごとでした。瑞浪駅から車5分のカフェとして、この町にあるものでコーヒーの時間をつくっていきたいと思っています。
瑞浪の山に自生するクロモジを添えたゆずスカッシュも、同じ考え方でつくった一杯です。
よくある質問
comet coffee 瑞浪では、どんな美濃焼のうつわを使っていますか?
コーヒーカップとラテボウルは光洋陶器、輪花のリムプレートは美濃文山窯、トーストのプレートは瑞浪の柴田陶器が展開する「みのさらら」の美濃焼です。ハンドドリップには美濃焼の ORIGAMI(オリガミ)を使っています。すべてのうつわが美濃焼というわけではありませんが、これからも美濃焼のうつわを少しずつ増やしていきます。
ORIGAMI(オリガミ)のドリッパーとは何ですか?
折り紙のようなひだ(リブ)が並んだ、円錐形の美濃焼のコーヒードリッパーです。comet coffee ではハンドドリップの抽出にこのドリッパーを使っています。美濃焼は、瑞浪・土岐・多治見と続く岐阜県東濃地方で焼かれてきたやきものです。
関連する読みもの
※ すべてのうつわが美濃焼というわけではありません。